カテゴリ:1 校長室より
「ありがとう」の言葉(校長講話)

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 今日の朝会は、校長講話でした。今朝も4月の半ばにさしかかるというのに仙石原は季節外れの雪が降っていました。とても寒い週末になりました。
 さて、今日は初めての朝会だったので、仙小で大切にしている挨拶について話しました。昨日の朝、仙石原の交差点で登校指導をしましたが、今年度も変わらず「おはようございます。」の挨拶を進んでしてくれる子が多く気持ちよかったです。そんな中、登校班に付き添ってくださっているある保護者の方から、「校長先生、いつも朝早くから来て、子どもたちのためにありがとうございます。」という挨拶をいただき、朝から元気が出ました。
 挨拶というと「おはようございます」「こんにちは」「さようなら」を学校ではよくすると思いますが、いいクラスでは、これ以外に「ありがとう」と「ごめんなさい」が自然によく出ます。逆に、けんかが多いようなクラスでは、「えっ?」「だって」のような言い訳の言葉が多いです。
 でも、「ありがとう」も「ごめんなさい」も実は、なかなか言うのが難しい言葉です。両方とも相手を認めないと出てこない言葉だからです。特に「ごめんなさい」は、自分の弱さも認めなければいけないので、言うのには勇気が必要です。だから、「ありがとう」や「ごめんなさい」を自然に言えるには、相手を大切にする心がないとなかなかできないのです。そのなかなかできない挨拶をされると、「あー、自分が認められた」と、とっても嬉しい気持ちになります。子どもたちも、朝、ボランティアの方や付き添いの保護者の方々に時々「いつもありがとうございます」って、言えるといいなと思います。自然に「ありがとう」が言える、今まで以上に「ありがとう」の言葉があふれる学校になるといいです。

 

公開日:2019年04月12日 09:00:00
更新日:2019年04月12日 12:16:42