カテゴリ:1 校長室より
トンボの脱皮
中休みの後半、幼児学園の園児たちが中庭のビオトープに来ているのを見つけて近くに行ってみました。園児たちはオタマジャクシを取っていたのですが、水中から生えている草にトンボの抜け殻が複数あるのを発見。良く見るとそのうちの一つは抜け殻ではなく、生きた幼虫(ヤゴ)でした。
しばらく見ていると、「えっ、えええ~‼」
ヤゴの背中が割れ、脱皮を始めました!
少しずつ背中が盛り上がり、殻の中身が出てきます。(写真1枚目)
園児たちも、引率の先生方もビックリ。
私は去年もトンボの脱皮を見てこの記事に書きましたが、その時は既に脱皮を終えており、最初から見るのは私も初めてです。
近くの教室の4年生も見に来ました。(写真2枚目、帽子をかぶっているのが園児で、かぶっていないのが4年生)
トンボは殻から抜け出そうと、逆さになってぶら下がります。
おそらくオニヤンマでしょう。(写真3枚目)
逆さの状態で待つこと約30分、一瞬のうちにトンボは起き上がり、殻につかまって完全に抜け出しました。(一瞬だったため、シャッターチャンスを逃してしまいました・・・。)完全に殻から抜け出したものの、羽はまだシワシワで、体の色も薄いです。(写真4枚目)
さらに待つこと1時間、体に少し黒い色が付き始め、羽もきれいに伸びました。(写真5枚目)
この記事を書いているのは脱皮を始めて約3時間後ですが、まだ完全には色がついてなく、じっと草につかまったまま動きません。
やがて体が完全に乾いたら、飛び立っていくのでしょう。
感動の瞬間を、子どもたちと共有した時間でした。
公開日:2025年04月30日 12:00:00
更新日:2025年04月30日 13:05:58